散歩

2019/06/04

クリムト展 上野 東京都美術館

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来週の日曜美術館がクリムト特集とのことで、あわてて上野へ出かける。

以前にも書いたが「日曜美術館恐るべし」で、番組後は大体の企画展での集客がアップする(個人の感想)。

9時開館のつもりでオンタイムに到着。が、なんと9時30分開館。

 

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すでに100人ほど並んでいたが、会場内に入ってしまうとふわーっと人が分散して、ほぼストレスフリーの鑑賞ができた。

クリムトというと装飾的な表現の作品に目がいきがちだが、ドローイングの美しさも見逃せない。 
確かなデッサン力と表現力こそが彼の作品の基盤となっていることが良く分かるはずだ。

また、色彩表現も印象派的ではあるものの色の付け方というかタッチの入れ方が独特で、クリムトらしい柔らかいふわっとした女性の描き方は画集ではなかなかわからない部分。

どの作品も近くから、遠くから様々な角度で楽しみたい。

 

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葉の茂った桜の木の下には紫陽花の花が咲き始めておりキレイだ。

 

 

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2019/01/26

鷽替え神事

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過日NHKの番組「ブラタモリ」で太宰天満宮を紹介した回で<鷽替え神事>のことを知った。

鷽替え神事とは太宰府で菅原道真が蜂に襲われた時に鳥の鷽(うそ)の大群が救ったことを起源とする。
鷽の音が嘘に通じるところから「前年にあった凶事や災厄を嘘に替える」や「一年間についた嘘を誠に替える」ことを祈念する行事だ。
また、<鷽>の字が<学>の旧漢字<學>に似ていることから天神様とのつながりが深いと考えられているようだ。

テレビで観た木彫りの鷽の可愛さもあり、調べると全国の天神様でも鷽替え神事が行われていることを知り、「亀戸天神社」と「湯島天神」に出かけてみた。


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亀戸天神社の神事日程は1月24、25日の二日間。
24日午前9時過ぎに到着。 8時30分からの授与開始だが、すでに数百メートルの列ができていた。


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ここの鷽には大から小、懐中用まで11種類が用意されているが、すでに一番大きな鷽は売り切れ。 列から聞こえてくる話では例年大きいものからなくなっていくとのこと。 午前2時頃から並び出す人もあるらしい。

鷽替えなので本来はこの場所に来た者同士がそれぞれの鷽を交換することをしていたらしい。今では新しい鷽に替えるということで、前年の鷽をお返しするタナが用意され、そこに役目を終えた鷽たちが並んでいた。

2時間30分ほど並んで一番小さい鷽と懐中用を購入。 

ここの鷽には由来書が入っており、そこに通し番号が入っており、2日目の15時過ぎに抽選し当選すると鷽が彫ってある金の板が授与されると言うことだ。
かなり確率がひくいようだがこれに当選すると特に強運を呼び込むことができるらしい。 


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続いて湯島天神。
25日、こちらも午前9時頃到着。


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列の長さは100メートルほど。 こちらは鷽の種類が少ないせいか列の動きがはやい。 約30分ほどで授与を受けることができた。
木肌を活かした鷽は亀戸天神社と対照的。
こちらは大小2種類購入。


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天神様と言えば梅。
まだ時期が早いため花芽がついた状態がほとんどだが、チラホラと咲き始めた木があり美しい。

「サクラ切る馬鹿、梅切らぬ馬鹿」という格言があるが、梅は切ることで樹形を整える。まだ花は咲かずとも、ジグザグに整えられた風情のある梅の木のフォルムを鑑賞するのもまた一興だ。

最後になったが、もちろん御朱印帳にも記帳していただく。
季節や、こうした神事にはそれを表す限定の印などが押されるため、一度頂いた神社仏閣でもバリエーション替えで楽しむことができる。

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2019/01/08

隅田川七福神めぐり  七福神御朱印帳

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あけましておめでとうございます。

新年早々昨年作った七福神御朱印帳をもって隅田川七福神めぐりにでかける。
東部伊勢崎線通称スカイツリーライン「堀切駅」に降り立つ。
駅を出るとすぐに順路を示す看板があるが、いろいろな制約からなのか途中どのように進むのかの案内はやや不明確なので地図は必要。

4日に出かけたのだそれほど人は多くなく、のんびりと歩き出す。


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最初は多聞寺・毘沙門天。
茅葺きの門が素敵な寺。


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1.5キロ程度歩き白鬚神社へ到着。
ここは寿老人神。


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白鬚神社からすぐのところに百花園・福禄寿尊。 

どうやら隅田川七福神発祥の地らしい。 
御朱印に「花やしき」とあるが、浅草の<あれ>とは関係なく、ここに360本もの梅の木を植えたことから、百花園の名がつく前に亀戸の梅屋敷に倣って「新梅屋敷」「花やしき」などと呼ばれていたことからのようだ。

御朱印を頂いたあと園内をひとまわり。 小さいながら様々な植物、所々に置かれた歌碑などが眼を楽しませてくれる。


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続いて長命寺・弁財天。

敷地裏手に名物「長命寺桜餅」の店がある。 一つの桜餅に3枚の塩漬け桜葉が使われた独特の桜餅。 お土産に購入。


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すぐそばに弘福寺・布袋尊。


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数百メートル歩くと三囲神社・大黒神・恵比寿神。
ここは二神がまつられているため、まわった社寺は6ということになる。
この神社の人出が一番だったが、全体的にのんびりした雰囲気で下町情緒を感じられるとてもよい七福神めぐりだった。


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スカイツリーラインというだけあって、道中いたる隙間からスカイツリーが見える。ひなびた木造建築と近代的な塔とのコラボレーションは意外に面白かったりする。


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昼食を取っていなかったので足を伸ばして浅草で何か食べようかとでてみたところ、隅田川あたりと打ってかわって人の波・波・波…。
一気に人酔いして空腹も吹っ飛んでしまったので、そのまま帰宅。


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早速七福神御朱印帳を正月飾りにそえてみる。
2019年幸せがやってきそうな予感。


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2018/11/26

Bruno Munari 展  世田谷美術館

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神奈川県立近代美術館葉山を皮切りに北九州市美術館、岩手県立美術館と巡回したブルーノムナーリ展が最終展示会場…世田谷美術館にやってきた。

6月に葉山でも観覧しているのだが、地元東京に来るとなればやはり観たくなってしまう。 そのくらい今回のムナーリの回顧展は内容が濃い。

今回、立て看板をみてあれ?何かがちがうなとおもったら、サブタイトルが「役に立たない機械をつくった男」となっている。
確か葉山では「こどもの心をもちつづけるということ」だったはず。

こどもの心を持ち続けるからこそ役に立たない機械を思いつくということも言えるだろうが、少々苦しい。 どのような事情があったのか気になるところであるが、個人的には一般的には役に立たない=意味のないととらえられかねないので、やはり「こどもの心をもちつづけるということ」のほうがよかったのでは?と感じた。

他からの干渉や束縛、影響を受けることなく考えたことを言葉にしたり形にすることというのは<こども>特権と言える。 

大人になるとそれこそ大人の事情やしがらみでこうした自由な発想に自ら鍵をかけ、全体を見渡した無難な行動をとるようになってしまう。

そうじゃないんだ。だからこそ些細なことでも自らの心に引っかかる感覚を常に大切にすることが大切なんだ…ムナーリの作品はそう私たちに問いかけているように思う。

その結果が「役に立たない機械」なわけで、そういう意味からもサブタイトル「こどもの心をもちつづけるということ」にはこだわって欲しかったなあ、と思った次第。


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葉山に比べ少々ぎゅうぎゅうに詰め込まれた印象はあるが、二度目でも十二分に満足できる内容。

土地柄かこども連れのお客さんが多かった。 むしろ情報に毒された大人たちよりも単純に子供たちのほうが楽しめる展覧会なのかも知れない。

美しい風景画や肖像画といったわかりやすい作品は皆無だが、「こういうの面白くない?」って頭に浮かんだアイディアを形にして観る人を巻き込んでいく力は決して「役に立たないことだけを考えた男ではない」ことがわかるはず。 

休日でもさほど混む展覧会ではないので、是非会場内を行ったり来たりしながらこどもの心の鍵をはずした男の世界を堪能して欲しい。

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2018/11/22

マルセル・デュシャンと日本美術

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先日快慶展との二本立てで観るつもりだったデュシャンと日本美術。
ビデオ不調とのことで、改めて昨日観覧。

フィラデルフィア美術館の好意でデュシャンの作品に関しては撮影OKという太っ腹な感じが嬉しい展覧会。

ただし、さほど混まない展覧会だからこそ可能なのであって、フェルメール展などでこれをやったなら怒号飛び交う修羅場になること必至なので、決してどこでも撮影可がよいわけではないと思うが。


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今回の展示ではデュシャンの代名詞「レディメイド」作品はさほど多くない代わりに初期からの油画やドローイング多い。

「面白ければいいじゃん」的な似非現代美術家とは一線を画した(どこかで観たような表現技法ではあるものの)技術の高さがうかがえる。


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こちら有名な「泉」。
とにかくこれを芸術であると宣言したことで、恐らく世の芸術家の足枷をはずすきっかけになったエポックメイキング的な作品。

既製品から作品を再構成するということで言うとパピエ・コレ(コラージュ)やアッサンブラージュ(コラージュの立体版)もある意味レディメイドといえるかも知れないが、これは便器そのもの…構成とか加筆・加工せずにただサインをすることで作品とするこれぞ純粋なレディメイド作品。

ちなみにこの泉、初出のオリジナルは行方知れず。
これは33年後のレプリカ。 レディーメイドはレプリカが多数あるのも特長。


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私はレディメイドがデュシャンの既成芸術に対するアンチテーゼ、ある種の遊びの延長ではないかとおもっている。

それに対して生涯をかけて思索に試作を重ねて取り組んだのがこの「彼女の独身者たちによって裸にされた花嫁さえも(通称・大ガラス)」〜「1.水の落下、2.照明用ガス、が与えられたとせよ(通称・遺作)」だろう。

大ガラスは8年かけ作り続けたすえ、制作を放棄しそれからは趣味のチェスに明け暮れる日々を送るわけだが、その間に作品の表面に埃がたまり、搬送途中にガラスが割れるというアクシデントを経てようやく完成したとデュシャンに言わしめたという曰く付き作品。

この作品タイトルの「彼女の独身者たちによって裸にされた花嫁さえも」からして難解。 本人のコメントや研究者の解読も色々読めどもなかなか理解できない。 まあ、こういう作品はあれこれ理解しようとしないほうがよい。 理解したところで楽しめるわけでもないし。 作品からデュシャンという人を感じるのが正しい姿なんだと改めて思う。

ちなみに展示された大ガラスは東京大学駒場キャンパスの駒場博物館にある「東京バージョン」でもちろんデュシャンがお気に入りだったといううまい具合に上下対称に入ったガラスのひび割れはないキレイなレプリカ。

展覧会が終わればまた駒場博物館に戻るはずなので、開館していればいつでも無料で観ることが出来る。

(遺作についてはビデオほぼビデオ上映のみ)


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面白かったのは作家休眠中に没頭していたというチェスに関する資料。
デュシャンはプロ並みの腕を持っていたらしい。
良く分からないが、多分チェスの棋譜やら戦略や戦術に関する記録が残っている。 

自分自身を、自分の作品をどのように見せていくか、様々な条件から最善の手を打つための戦略はこうした積み重ねから生まれていたにちがいない。


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大ガラスを作るにあたってのメモや資料を集めた作品集グリーンボックス。

彼にとって作品を完成させると言うことは目的ではなく、結果なのだろうと思わせる。 彼にとって何より大切なのは自分が何を考え何をしようとしているかというプロセスなのだろう。


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こちらはデュシャン作品を一つのボックスに収めた作品集「トランクの中の箱(マルセル・デュシャンあるいはローズ・セラビィの、または、による)」。

これはね、めっちゃめちゃ欲しい。 絶対買えないけど。


レプリカ売ってたの?知らなかった〜。


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会場構成にデュシャンがいっぱい。


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日本美術で目をひいた光悦作品。
蝶の柄が金銀泥で摺られているのだが泥が濃いのかデカルコマニーのように摺り面に微細な凹凸が出ていてそれが蝶の羽模様に見える。 

ただ、輪郭に泥がもれてエッジが甘くなっていたりしないので、あえてそうした模様を出したのではないかと推察。 

ただ、書のほうは光悦にしては抑揚が抑え気味でちょっと物足りない。生意気言うようですが。

舟橋蒔絵硯箱はさすがの存在感。 
形といい、漆と金粉によるベースの細やかさに鉛の舟橋、さらに銀の文字と恐らく本業の刀剣鑑定、研磨、ぬぐい(もちろん修復もしたに違いない)で得た様々な技術・技法を知り尽くしていた光悦だからこそ出来た作品だろう。

ボリュームはさほどないが人も少なく写真も撮れる。とても結構な展覧会だった。

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2018/10/31

京都大報恩寺 快慶・定慶のみほとけ展+デュシャンと日本美術

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先週の木曜日、東京国立博物館へ快慶・定慶展+デュシャン展を観に行く。

どちらかと言うとデュシャン展のついでに快慶・定慶展という比重。


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快慶は慶派の仏師


個人的に唯一 白鳳・天平仏以外に興味のわく仏像がこの慶派の作品群だ。
康慶が慶派の名の元になった仏師で運慶がその実の子だ。
快慶は年は上だったそうだが、実の子である運慶が康慶のあとを継ぐことになる。

世に運慶快慶と並び称されることが多いが、実のところ運慶の名のほうが表に出る機会がおおい。 

これは展覧会の混み具合でも現れているようで、過日の運慶展に比べ今回の展覧会はとてもすいていた。 

実を言うと私も快慶の作はあまり好みではない。信仰の対象にこのような不遜はいかがか、という話はあるが、あくまでも好みで言うとそうなる。

それは何かと考えると運慶の仏像の大胆に比べ快慶の仏像はキッチリしすぎという点にあるのではないか。 仕上げもキッチリしているし、顔も端正。 

がそれが何となくつまらない。冒険がなさ過ぎるように思えるのだ。

慶派直系の運慶が一族の長として自信を持って色々なことに挑戦することが出来るのに対し、同じように豪放磊落に振る舞っては両雄並び立たずで慶派がうまくまとまらない、自分のやるべきはきちんとした仕事である、といったある種の職人に徹した姿が感じらた。

年長者でありかつ実力者であった快慶にとって慶派の看板はむしろやりにくかったのではないか?などと思ってみたり。


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そんな少々気乗りしない雰囲気で見て回ったのだが、半分は想像通りであったものの半分は快慶ただ者でなしという気分に。

大方の仏像は快慶らしい端正な仕上がりを堪能できるものだが、目を見張ったのは10大弟子像。 特に大迦葉と舎利弗立像。 10大弟子を前から後ろから見て回ると体の表現に違いが見られるので快慶作というよりは快慶一派の作というとだろうが、この二つの表情や身体表現には目を見張るものがある。 

快慶の肖像彫刻というと東大寺を再興した重源像が有名だが、それを彷彿とする出来。小さいが相対していると全く小ささを感じさせないスケールを越えた迫力があり、これだけでもこの展覧会に来た意味があった。

慶派で言うと他に康慶の法相六祖像をはじめ運慶の無著・世親像が有名だが、この鬼気迫る写実技術は慶派のお家芸なのだろう。

定慶については興福寺東金堂の維摩居士や金剛力士像を作った定慶ではなく肥後定慶(運慶の次男康運が改名したらしい)ということで全くの予備知識なし。 六観音は丁寧に作られているがやはり小さいため引き込まれるような迫力に欠けているようにおもわれた。 


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で、その足で本命デュシャン展を観ようと思ったら、このような張り紙が…。

遺作は以前見たこともあるので、観なくともいいと言えばよかったのだが、この「映像」というのがどういったたぐいのものか分からず、係員に効いても何のことやらの返答しかもらえなかったため、大事を取って後日改めてみにくることにした。

もっとも全く毛色の違う展覧会を時間を空けず見て回るのもしんどいので、これはこれでよかったのかもしれない。


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2018/06/28

自転車に乗って

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暑いというのに自転車に乗って吉祥寺に。
500ccのペットボトル麦茶では不安になるほど汗をかく。

最初にオリジナル文具&セレクト文具ショップ「36(サブロ)」へ。
オリジナルの銀色ハトメがあったので購入。 銀のハトメはうまく開かないものが多いので多少心配だがどーだろう?


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カッター刃折り器「ポキ」を求めてロフトへ。
プチセール中でちょっとしたお買い得品を発見し、ゲット。


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裏道を斜めに進んで中野通と早稲田通りの交差点近くのパッケージプラザ中野店へ。 ここは浅草橋にある「シモジマ」の出店なので、クリアパックなどの品揃えがよい。 また、シモジマにあってこの店にないものも頼むと基本的には翌日手に入れることができて便利。

それはそうと、鷺ノ宮あたりから→荻窪→西荻窪→吉祥寺→西荻窪→荻窪→阿佐谷→高円寺→中野→鷺ノ宮といった感じのサイクリングをしたってことか…。

なるほどシャツに塩が浮き出るほど汗をかくわけだ。


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本日の収穫物。 クリアパック、セリアの小物入れ他。


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左上より、さぶろの銀色ハトメ。これだけはいって200円
右上 壊れてしまった二桁年使用したポキの代替機。
左下 フラッシュで消費が激しいエネループ+単3乾電池ケース
右下 これはloftで超お買い得だったモレスキンのブルーノートデザインのノート
リード・マイルスのご機嫌デザインで最高!! ちっちゃいのも買えば良かった。 と汗をかいた甲斐あった灼熱下のサイクリング。


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2018/06/17

恐るべし、日曜美術館

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世田谷駒場の日本民芸館に「柚木沙弥郎の染色 もようと色彩」を観に行った。


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駒場東大前から民芸館の道すがら、やけに駅に向かう(中高年の)女性がやけに多いのですこしだけ嫌な予感がしたのだが、予感的中。

行った時間が遅かったのもあるが、やけに人出が多くこれでは作品を観るどころではないと見学を断念。

先日日曜美術館で紹介されたからなのか、ここで混雑に当たった経験がないので、ビックリ。

日を改めて行くことにしよう。 と言いつつ会期が24日なので、少々焦り気味。


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しかたがないので、富ヶ谷→代々木八幡→代々木→新宿とブラブラ歩き倒す。

今の時期はどこに行っても紫陽花がきれい。


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都会の閑静な住宅街から駅前に来るとこれまた人の波。
お土産を買うにも美味しそうな店はどこも大行列。

休みの日に出かけるのはちょっとした苦行であります。


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2018/06/05

葉山〜鎌倉ブラブラ

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鎌倉近代美術館・葉山へブルーノ・ムナーリ展を観に行く。

何年かごとに開かれるブルーノ・ムナーリ。

彼の場合、イラストや挿絵、立体作品・彫刻、照明器具などオモチャやえほんをや実験的な本など市場に商品として流通している作品が多く、それを集めただけの展覧会になってしまうこともおおい。

だが、今回は絵本の原画やその習作、立体作品のアイディアスケッチやオリジナルイラストなど、ムナーリの息づかいがダイレクトに感じられる作品が多数出展されとてもよかった。

ムナーリというと未来派の作家という冠がつくことが多いが、デザイナーとしてのマインドが非常に高く、どんなアイディアスケッチ、習作でも「人が観る」ことを前提としているのではないかと思えるほど見せ方がうまいのには感心するばかり。

また、新しい「こと・もの・技術」に目ざとく、自分なりの作品として昇華する能力の高さにも舌を巻く。 

この物事の本質を的確に解析し、論理的に組み立てるクレバーさが晩年、子供を対象としたワークショップに反映され魅力あるカリキュラムにもつながっているのだろう。 

改めてムナーリの素晴らしさが感じられた。


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鎌倉近代美術館は鶴岡八幡宮にあった本館が閉館し、葉山だけになってしまったが、海も近く、落ち着いた静かな雰囲気でリフレッシュにはとてもよい。 ちょっと遠いのが玉に瑕だけど…。


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折角なので、逗子から北鎌倉まで足を伸ばし明月院で紫陽花鑑賞。
満開までにはもう少しという感じだったが、色とりどり・かたち色々の紫陽花がお出迎え。


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実は満開だったのは人間だったりして…。


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帰りは北鎌倉から坂を下り、鶴岡八幡宮で神様にご挨拶と色々お願い事を…。
鳩を模した「八」の字が可愛らしい。


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小町通りを帰る途中にある花屋も季節柄、数多くの品種の紫陽花を売っていた。 紫陽花って結構高いんだなあ。


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2018/05/07

連休ぶらぶら  吉祥寺・西荻窪・荻窪・高円寺

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自転車に乗って吉祥寺方面へぶらぶら。

なにはなくても古書展巡り。 

タイミングが悪いのかなかなか開店時に巡り会わなかったJRの線路と井の頭通りの間の道沿いにあるBASARAブックス(右写真)。 

東急百貨店横の100年(左写真)。

それに写真はないが定番よみたや。 

個性的な本屋が揃う。

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駅の西側中道商店街は色々なジャンルのちっちゃい店が沢山あって楽しい。ちょっとオシャレな毛糸屋やら、アンティークやら、小物・雑貨など。
その中にPAPER MESSAGE という紙もの雑貨を扱う店がある。
店内撮影自由の珍しい店。 ただし、紙雑貨中心で紙そのものがメインではなさそう。


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線路沿いに西荻窪へ。
荻窪方面へ向かう道沿いに「トナリノ」という輸入・国産雑貨セレクトショップがあったので立ち寄る。

黒い紙にも書けるというメタリック鉛筆があったので試しに購入。
家に帰って試してみると結構視認性が高く使えそう。

黒い紙の本文紙でノートを作ろう。


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荻窪ではささま書店に寄ろうと思って南口のカルディがある小路を抜けようとしたら、新しく古書店ができていた。

値札をみるとささま書店のタグがついている。
店員さんに聞くと期間限定でささま書店と中野の古本案内所が合同出店しているとのこと。

ちなみに古本案内所の店主はかつてささま書店で働いていた人。

ここではボッシュの画集と大貫伸樹「装丁探索」を購入。
装丁探索は「古典籍の装幀と造本」のデザイン製本シリーズでも扱われているが、文庫本サイズと判型が小さいためB6サイズ版を探していたところ。

ボッシュはアップ写真が多く状態◎。


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その後高円寺まで足を伸ばしてお馴染み西部古書会館にて物色。ドガのデッサン集、古いディズニー漫画、吉備の出土品を扱った「古代のかたち」を購入。

ドガのデッサンというとバレリーナそして早描きと言う印象があるが、左図のようなデッサンも描いていたんだなあと。 とてもうまいわけだが、今様のデッサンから比べると若干古くさい感はある。

しかし、ドガと活動時期がかぶるゴッホやピカソが学んだというシャルル・バルグデッサンコースのデッサン指南の内容がちょうどこうした感じのスタイルなので、当時流行の方法論だったのかも知れない。 などとちょっと考えてみたり。

ちなみにシャルル・バルグのデッサンコースという本は英語版・日本語版が復刻されて現在でも手に入れることができる。

ピカソが11歳時に描いたと言われるデッサンネタ元があったりして面白い。

話はそれたがドガの1952年刊のデッサン集は初見のデッサンも多く色々な意味で楽しめた一冊。

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