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2019/05/16

ハードカバーノート 空帖<そらちょう>

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本かがりで糸綴じした中味を背固めし、堅い表紙で仕立てたハードカバーノート。
角背系の製本だが、背にボール紙を使う通常の角背と違って背には表紙素材でくるんであるため、柔らかいというのが特長。
背に厚みがない分、溝が小さく見た目の印象がスマートになる。

 

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イミテーションレザー紙の背と綿布のコンビネーション。

 

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中味に指が引っかかりやすいようにチリは少なめにしてみた。

 

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中味は更紙を使ってあるため大変軽い。

 

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通常の角背に比べて背が柔らかい分開きはいいようだ。


タイトルの<空帖>について。
通常、本仕立ての中味が無地の本を「白い本」とか「白束(しろづか)」など呼ぶ。
製本倶楽部のクマ氏とその話になり、白い本では面白くないということで、中味が無地の本を「空帖」と名付けることにした。

「空」とは無限に広がる<そら>であり、なにも描いていない<から>な存在であり、実態のない<くう>なであり、中味のない<うつろ>を意味している。

空帖を使う人がそれぞれの色にこの本を染めていってほしい…
そのような思いをこめてこの名前をつけた。


 

 

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