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2019/05/02

ハードカバーノート その1 

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角背本には本文を平、背にボール紙で作ったハードカバー出くるむ「上製本」と紙で簡単に本文をくるむ「並製本」がある。

一般的に手帳やノートには柔らかい表紙でくるまれた並製本タイプのものが多いが、開きもいいしページをめくりやすいというメリットもあるが、使い込んでいくと角がよれたり曲がるデメリットもある。

一方上製本タイプのノートもあり、存在感は並製本タイプに比べ優ってはいるが、見た目が若干堅苦しく感じ、若干並製本に比べ開きが悪い。

本文はしっかり堅い紙で守られ、開きやすい…つまり、ハードカバーで背が柔らかいタイプ、いわゆるモレスキン型ノートを作ってみる。

中味は更紙を糸綴じしたもの(上図)。

 

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綴じた本文はボンドで背固めをし、前小口の角をコーナーカッターでトリミングする(写真)。

 

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見返しを貼る(写真)。

 

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大きめみ切った見返しの余分を切りとる(上図)。

背綴じひもを扇状に広げて見返し側に凸凹ができないように貼り付ける(中・下図)。

 

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プラスチックより持ちがよいとは言え、骨ベラも使いつづけると摩耗してくる。
気になった時にペーパーで調整研ぎしている。

しかしそれも繰り返すとどうやら骨に染みこませるリンシードオイルが届いていない部分に至ると摩耗の度合いが激しくなるなってくる。 そのような時は改めて研ぎ直し、再度リンシードオイルにつけ、乾燥させるとよい。

再生されたヘラは艶を取り戻す。 道具はこのように大切に育てることで持ち主の手になじむ片腕となる。

続く。



 

 

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