« 2018年1月 | トップページ

2018/02/21

証書ホルダー

071


3月に卒業するアトリエの子供たちに授与する証書用のホルダー。

ノートと違っていつも作るわけではないので、一年たつとすっかりTipsを忘れてしまっている。

そのようなわけで、試作づくりで勘を取り戻してから作り出す…というムダなことを繰り返すのもアレなので、ことしは次に困らぬ程度の行程備忘録を作った次第。


072


自分で作ると言うことは自分の好きに出来ると言うことで、紙の種類も色も仕立ても自由自在というところがよい。

今回は出来るだけ直角とか直方体とかとにかく「カチッとした」仕上がりになるように作ってある。

たとえば見返しが表紙サイズギリギリに切ってあると言うことも、余計な段差をみせない工夫。


073


背部分の折り返しもひと工程増やして直角がより強調する作りにしてあるのも「カチッと」さを出すための手間と言える。


076


四角四面の証書ホルダー。
思惑通りどの面もエッジが出た薄板のようなに仕上がった。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2018/02/17

備忘録・証書ホルダー その3

061


プレスし終わった証書ホルダーを広げる(写真)。

左右の表紙ボールの間に1ミリ弱の隙間が出来ている。


062


寒冷紗を貼る(写真)。

天地サイズー2ミリの長さで切り出した寒冷紗を半分に折り、その一方にボンドをつけ、折り目を背の中心、天地それぞれ1ミリ内側に合わせて貼り込む。


063


糊しき紙をしいて残りの半分にボンドをつけ貼り込む(上図)。

貼った後は必ずヘラで密着(下図)。


064


折り返し部の接着。

最初に断面部分の折り返しを接着する(写真)。

ボンドをつけすぎないように。 特に折れた部分は折り返しの隙間から見える場所になるので、ボンドで汚さないように。


065


残りの折り返しは通常通り(写真)。


066


内側の見返し紙を貼る。 見返し紙は大きめに切ったものを用意。 余分は後から切る変則スタイル。

ボンドのつきにくい寒冷紗部分から外に向けてボンドを全面に塗る(上図)。 

断面にボンドがまわらないように気を付けながらキワまでしっかりと。
折り返し部も余さず。 ただしボンドのつけすぎ注意(特に寒冷紗部はみ出す可能性あり)。

見返し紙を貼る中央から外に向けて浮きがないように気を付ける(中図)。

あて紙をしてヘラで密着(下図)。


067

しばらくプレスした後、おもてに返して余分を切り落として完成(写真)。

余分の切り落としの際、当たり前のことだがカッターの刃の向きを内側には向けないこと。 断面をそぎ落とすことになる。力をあまり入れず若干刃を外に向けて断面に沿わせるようにするとよい。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2018/02/11

備忘録・証書ホルダー その2

051


しばしプレスして乾燥した表紙を取り出す。


052


15ミリの幅定規で折り返し部の余分を切り落とす(写真)。


053


表紙素材を折り返す際、背に当たる中央部にできる黄ボール間の隙間は、本やノートを作る場合、隙間部分の折り返しを気持ち内側に引っぱるようにして一気に折り込んでしまう。 

ただ、この方法だと折り込んだ部分に微妙なシワや膨らみが出ることがある。

革や布素材であれば気にならない程度のはなしだが、今回は折りたたんだときに各面ぱちっと直角に仕上げたかったため、左右の表紙ボールの折り返し部に切り込みを入れ、天と地の断面分に折り返される部分を切り出した(中・下図)。

ボール紙厚2ミリのことなので、これも事前に貼り込んでいたプリントのガイドに沿って切り出す。


055


1ミリのボール紙にクッキングシートを巻いておく(写真)。

この先証書ホルダーを閉じてプレスするときのスペーサーとして。

ホルダーを閉じたとき、証書を挟んだときの余裕として1ミリ以下の隙間が出来る。 スペーサーがないとこの隙間がつぶれて背から飛び出してしまう。 1ミリ厚にしたのは糊で紙が多少縮んでも余裕が保たれるようにするため。


056


表紙素材の背部分と、そこに接着される表紙ボールの断面に濃いボンドをつける(上図)。

出来るだけ平部分にはみ出さないように。

スペーサーを挟んで閉じる(中図)。

このときスペーサーをあまり奥に押しつけないこと。 ボール紙の背断面が密着しづらくなる。

しっかりと平部分を抑えてせの断面をヘラでこすりつける(下図)。

紙を傷めないために必ずあて紙をすること。


057


しばしプレス。

つづく。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2018/02/05

備忘録・証書ホルダー その1

02041


頻繁に作るわけではない「証書ホルダー」の備忘。


02042


1.表紙ボールを切り出す。 直角に、垂直に。


02043


いくら慣れたつもりでも厚みのある素材の切り出し誤差を0にするのは難しい。 


02044


2.表紙をくるむ「表紙素材」を切り出す(上図)。

折り込み分を含め大きめに。

証書ホルダーの場合、中に厚手の紙を挟むため、連結された台紙を閉じたときにその厚みを逃がすための隙間が必要になる。 その間隔は1ミリ以下(紙によってはあまり間隔を開けすぎると背に不格好なシワがよるため)。

背の厚み、表紙に使う紙にボンドをつける際の伸び縮みを試作で確認し、表紙ボールの間隔を決める。

複数冊作ること、また細かな折り返しなどもあるのでガイドをつくる(中図)。

ガイドは裏にスプレー糊を塗布してから背幅に切り出す(下図)。


02045


ガイドは表紙裏(表紙ボールを貼る側)の中央付近に貼る。

普通のコピー紙を使ったので、途中で歪まないように定規を当てて位置決め(上図)。

ガイドに三角定規を当て、表紙ボールを貼る位置をチェック(下図)。


20246


表紙ボールを貼る(写真)。
二枚の表紙ボールのベースラインがずれないように気を付ける(上・中図)。

ボール紙を貼ったらおもてに返して表面保護のクラフト紙越しにヘラでしっかり密着(下図)。


02047


手機械に入らない大きさのため、美術書を重ねてしばし乾燥(写真)。

つづく。


| | コメント (0) | トラックバック (0)

2018/02/02

丸背ノート その3

1291


背綴じひもを自製「フィセルほぐし」を使って撚りをほどく(上図)。

ほぐした背綴じひもはメスで先端を削いで貼り付けたときに厚みが目立たないようにする(中・下図)。


1292


バッケ板に挟み、背をスポンジですこし湿らせておく(写真)。


1293


耳出し作業。
天地の目に見える部分は目打ちと耳出し玄翁で丁寧に扇型に広げる。


1294


背の中心から側面にかけて玄翁で叩き、耳を出す(上・中図)。

自製フロットワーで背の丸みが均一になるよう形を整える(下図)。


1295


背綴じひもを平に貼り込む。

耳の部分をつぶさないよう注意し、また、背綴じひもが一カ所にたまって厚みを持たぬよう扇型に広げて貼り込む(写真)。


1296


背に寒冷紗を貼る。

まず背部分に貼り込む(写真)。

しっかり接着されるように本体側と寒冷紗側双方にボンドをつける。


1297


手機械からはずして寒冷紗を平部分に貼る(写真)。

耳部分で寒冷紗が浮かない様に貼った後は表紙ボールで耳に押し込むようにして密着させる。

つづく


| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2018年1月 | トップページ