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2018/01/27

丸背ノート その2

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前小口の化粧断ち。

断裁位置をカッターで印す(上図)。

片刃カッターを手製断裁治具にピッタリと沿わせて断裁(中・下図)。


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断裁治具は基本的に手締めプレスの挟む部材の片方を平板に変えただけのもので、カッターを滑らせる面にアクリル板を貼り付けてある。
簡単なものだが効果は抜群。

慣れれば定規を当ててある程度垂直に切ることは出来るようになるが、ここまで歪まずに切るのは至難の業(上・中図)。

前小口はある程度揃えておかないとページめくりに不便なので化粧断ちするが、天地小口は多少ばらつきがあっても味とみてそのままにしておく(下図)。


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見返し用紙を多少大きめに切り出し、中おもてにふたつ折りにする(写真)。


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のど元5ミリほどに貼り込む「貼り見返し」にする(上・中図)。

余分をトリミング(下図)。


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耳出しの部のガイドを引いておく(写真)。


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背を海綿で湿らせ、足場用ハンマーで耳出し(写真)。

製本用玄翁もあるのだが、耳出しにはこの足場用ハンマーが重さがあって使いやすい。 


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2018/01/22

丸背ノート その1

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amazon echo
久しぶりに流行ものを購入。
先月発売発表早々に予約をしたのだが、商品が揃わないのか意味不明の「招待制」で、送られてきたメールには「10週間以内にご招待」と。
で、招待されたのが9週と数日ごと言う…。 

昨年、アマゾンサイトでは同じコンセプトのスマートスピーカー「グーグルホーム」を扱わないとのことで、両社間でいざこざがあったが、発売前に予約して10週間近く待たされる状況でライバル機種を積極的に売りたくないのも当たり前かとあきれながら納得した次第。

で、このスマートスピーカーの実力は?というと、まあ、想像通り。
ご認識は多いし、分からない・知らないは当たり前。 「出来ることはこれです」ってことがかろうじて出来る具合。

たまにおもしろ半分に聞いたことに気の利いた返しをする程度でまだまだ相棒と言うレベルにはない。

だが、いろいろな人がどんどん使うことで、次第に賢くなるそうだから1年後どれだけ役に立つようになるかを楽しみにしよう。


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丸背のノートを作る。
用紙は厚口のクラフト紙。
まずは折丁をつくる(写真)。


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ボール紙を折丁の大きさに切り出し、折丁を挟んでクラフト紙の帯で固定(写真)。

その後プレスして折り目を落ち着かせる。


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目引き作業。目引き穴は5カ所。

まず天と地の目引き位置を印す(上図)。

次に手製等分器を使って天地の目引き位置の間を4等分する(中図)。

段ボールカッターを使って目引き穴を開ける(下図)。


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折丁を本かがりする(写真)。


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綴じひもの結び目部分で押されて折丁が凹んでいる部分は、薄板を折丁のノド部分から押して平らに均しておく(写真)。


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背固め(写真)。


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ボール紙に挟みナイロンクランプで挟み乾燥を待つ(写真)。


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2018/01/16

紙折りサポート治具 制作

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折り本ワークショップで使う紙折り治具が減ってきたので追加制作。

B6サイズほどのMDF板の短辺、長辺各一辺ずつに細い板を貼り付けるだけの簡単な構造だが、これがあると無いとでは紙折り作業のスピードと精度が圧倒的に違ってくる。 


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ベースになる板はホームセンターであらかじめ切り出してもらう。

側面板も切り出してもらうと楽なのだが、意外にピタリと収まらないことも多く、結局は仕上げをしなくてはならないので、幅だけ指定して使う分自分で切り出すことにする(上図)。

まず長辺をボンドで貼る(中図)。 

ずれないようにクランプで固定(下図)。


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短辺側の側面の板を張る前にサンドペーパーで調整(上図)。

きちんと長辺との角度が直角であることを確認(下図)。


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長辺と同じくボンドをつけてクランプで固定(写真)。


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完成。 右利き6枚、左利き用2枚出来た。

パーツさえ切り出してもらえば簡単にできるのでオススメ。
折り本に限定しないのであればA3位のものを作ると汎用性があって便利。

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2018/01/05

博物館に初もうで

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ほぼ毎年恒例の正月トーハク探訪。
神社仏閣での初もうでに加え、なくてはならない行事になっている。

門や玄関、本館内2回への踊り場に飾られたダイナミックな生け花がお出迎え。


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例年、正月の国宝展示として等伯の「松林図屏風」が飾られるのだが、今年は京都国立博物館蔵「釈迦金棺出現図」が出品。

これは釈迦が亡くなり棺に収まった後、その死を知って駆けつけた母のため神通力によって棺を開き起き上がって説法した場面をあらわした図。

図版では知っていたが実物を見るのははじめてで、思っていたよりも大きく、随所に剥落が目立つものの描かれる人物や動物が丁寧にそして色鮮やかに表現されている。 

特に釈迦の母(釈迦の斜め45度右下)に対する慈愛に満ちた表情と喜びというより恍惚とした表情で釈迦を見つめる母の対比が印象的。


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トーハクの正月特集では干支にちなんだ作品が多く出品されるが、個人的には犬(戌)の水滴群がおもしろい。

硯に水をさす水滴なので小品だが表情や姿が何とも愛らしい。


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陶器、素焼き、木彫りの犬たち。
右上、埴輪の犬の口からよだれが垂れているのはわざとなのか? やけにリアル。

左下の何か言いたげな犬は2−3世紀後漢時代の作と言うから1800ー900年前の作品。 こんな犬がいる状況がふっと目に浮かぶ。


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他に応挙の板絵があったり、


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戌以外にもおもしろい形や表現がたくさん。


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一応今回の目玉の一つ「古今和歌集(元永本)下帖(上図)。
鳥獣戯画断簡(下図)なども出品。

とにかくここでは紹介できないほどの作品が目白押し。

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他の企画展がまだ始まっていないせいか、いつもに比べ人出は多いが、待たねば観られないような状況ではなく、静かな雰囲気の中ゆったり観覧できた。 外国からの観光客が多かったが音声ガイドを聞いていたのだろうかイヤホンを耳に解説をじっくり読みながら静かに作品鑑賞をしていた。


また、親子連れというか父子、母子ペアが多かった。小さいころからこういうところに連れてきてもらうのはとても幸せだ。

最近の企画展はやたら人が集まってすし詰め状態で観覧ということが多く、あまりの混みように「並ばずに帰る」ことも多々ある。
文化に興味を持つことは悪くないが、ギュウギュウと押し出されながら作品を眺めるのでは作品を楽しむ間もない。

美術の楽しさを知ったら是非常設展に通うことをオススメしたい。実はトーハクには国宝89件(建築物を除く全国宝数の10%以上)、重要文化財640件をはじめ素晴らしい作品が数多く収蔵されている。

ほとんどの作品は並ばずに観ることができるし、博物館蔵の作品は写真撮影可能。 作品の入れ替えも行われているので、行くたびに様々な発見がある。 特にこの「博物館に初もうで」はトーハクに親しむいい企画だと思う。

「博物館に初もうで」 東京国立博物館 1月2日ー28日

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