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2017/11/27

ミニ和本 その3

272


綴じの準備。

糸を通す穴の位置を背から測り取り(上図)、

綴じ穴ラインをヘラで印しておく(下図)。


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今回は四つ目綴じなので、まず天地の穴位置を決める(上図)。

自製均等割ガイドを使って天地に開けた穴を三等分し、全部で4つの穴位置を決める(中図)。

目打ちで穴を開ける(下図)。
いつもは金鎚でたたくのだが、今回は樫の目打ち叩き「樫矢」をつかう。

と言うのも、目打ちの尻が金鎚でたたきすぎてつぶれてきたため。
最も多少つぶれても構わないのだが、確かに樫矢を使うとあたりまえだが全く目打ちの尻がつぶれることはない。しかも打面が広いくラフにたたいても打ちもらさぬうえ、適度な重みがあるので一気に穴が開く。いいことずくめだが、かさばるのが難。


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綴じ作業。

糸端に玉結びをつくる(上図)。

上から数折りめの背から、地(天)の二番目のあなへ抜き(中図)、

糸を背にひと回しして同じ穴へ出す(下図)。


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隣の穴へ糸を通し、同じように背をひと回ししてまた隣へ(上図)。

天(地)の穴では背に回した後天(地)小口をひと回しする(中図)。

これをくり返し元の穴へ戻す(下図)。


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元に戻った糸は一度背に回した糸にくぐらせ、一結びする(上図)。

もう一度最初の穴から2−3折り目あたりへ抜き、余分な糸を切る。(中・下図)。 糸端は背の中に隠しておく。


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表紙の題簽をつくる。

今回は和紙を喰い裂きにして表情のある題簽にする。

切りたい部分を折り、折り目に軽く水をつける(上図)。

開いて水のついたラインを引っぱるようにして裂く(中・下図)。


278


題簽を濃いめの正麩糊を薄くのばして貼って完成。

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