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2017/08/26

小学生の「墨流し・折り本ワークショップ」

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夏の子供向けワークショップの製本部門はカラフルラミネートノートに加えて折り本が加わった。

表紙にはそれぞれが作った墨流し紙を使う。 

偶然性を活かした墨流しのデザインと、正確に切る・折る・貼ることを必要とする製本作業と相対する二種類の感覚をフル活動させて作業を進める。


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最初に墨流し。
市販のキット5色に色をはじく白インクで模様を作る。

色をたらす順番、量、色数に加え(左・中写真)、ストローで吹きかける風の強さ(右写真)で、限られた色数ながら制作するこどもによって個性が出るところが面白い。


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気に入った模様が出来たところで用紙に気泡が入らぬように注意してバットの表面へ広げ入れ、新聞に重ねていく(左写真)。

シワが出来ないようにアイロンで乾かし、1時間ほどで各人8枚の墨流し紙を完成させた(中・右写真)。


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続いて表紙づくり。

表表紙と裏表紙にそれぞれ一枚ずつ気に入った模様の墨流し紙を選んでもらい、表紙の大きさに合わせたボール紙の枠で気に入った場所をトリミングする(左写真)。

表紙ボールのまん中あたりに10円玉程度の面積でスティックのりを塗布し、先ほどトリミングした枠内へ貼り付ける(中写真)。

表紙全面に糊を塗布しないのは手を汚して作品を汚すリスクを減らすこともあるが、表紙がピッタリ表紙ボールに密着しないことで現れる<柔らかな>表情が墨流しに似合うという効果を狙ってのことでもある。

和本の表紙にも利用される方法だ。

さらにトリミング枠外にもうけられた表紙への折り返しラインを鉛筆でトレースする(右写真)。


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折り返しラインをはさみで切り、スティックのりで糊付けする(写真)。


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中味の折り本をつくる。

幅800ミリの紙を折って片面8分割するが、半分に折った紙を半分、さらに半分(2X2X2=8)にまとめて折ってしまっては紙の厚みがあるため、蛇腹に折ったとき小口がきちんと揃わない。

そのため、最初に半分に折り(左写真)、折った半分の片側を半分に(右写真)というように折る部分は必ずまとめてではなく一カ所ずつ折るようにしなくてはならない。

また、角を正確に合わせるために定木をあて寸分もずれないよう注意して作業する。

また、手で軽く折りをつけた後ヘラできちんと折り目づけると言うことも大切。 こうした正確で丁寧な作業を経験することは(こうした作業があるということを知るということ)とても大切なことだ。


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出来あがった中味と表紙の接着。

折り本なので、右、左どちらにも開くため、その両側に糊がはみ出さないよう糊しき紙を挟む(左写真)。

スティックのりで四隅に糊をつける(中写真)。

表紙の中心に中味の中心を合わせる(右写真)。


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位置決めが出来たら体重をかけて糊付け。さらに本文裏からヘラで糊を密着させる(左・中写真)。

もう一方の表紙も同じように接着する(右写真)。


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すこし難しい作業もあったが、とても素敵な作品が完成。

このほかに厚手のラミネートフィルムで作った墨流し下敷きも作る。


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はじめにも書いたが限られた色数ながら、作る人の個性でこれだけ違った表情の表紙が出来るのが面白い。 小学三年生以上対象のワークショップだったため、ノートが糊で開かないなどのトラブルもなく、とてもきれいな作品が出来あがった。


 

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