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2017/04/27

コプト製本 その1  Coptic Binding #1

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散歩をしていたら材木屋さんの店頭に薄板が出ていたので購入。 右から米松、ラワン、桐材。


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サンダーで表面を軽く整える。 


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適当に切り分け、サイズを測る(上・中図)。

それに合わせ穴開け位置を作図(下図)。

こんなことはその場で見当あわせすればよい話なのだが、老眼には定規の目盛りを読み取るよりも慣れたコンピューターでちゃっちゃと作図した方が間違いがない。


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図面をプリントアウトし、カッターで切りとって板に合わせてマスキングで仮止め(写真)。


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開けるべき穴の位置を目打ちでチェックする(写真)。


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外側のアナは断面に向け斜めに開けるため目打ちであまり深い穴は開けないように注意(写真)。

つづく

 

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2017/04/17

カッター刃

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道具を整理したら大量のカッター刃が出てきた。
最近は恐ろしい事件が多いので「カッターが好き」などと口を滑らすとほとんど白い目で見られそうだが、もの作りをするものにとってはカッターはなくてはならない道具の筆頭。 

今まで、様々なカッター、カッター刃を試してきたが今はA型、L型の二種がメイン。

一時期A型とL型の中間サイズM型も使っていたが、私に取ってはやや中途半端な位置で「M型でないとダメ」という場面があまりないため使っていない。

5ミリ厚程度の合板を切る場合にかぎってH型というのも使うが、使用頻度はもちろん多くない。


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A型は最も一般的なサイズで、各社から販売されているが、本体に付属しているのはスタンダードな刃。
写真の右端がスタンダード。 見ての通りブレードケズリ角が一番狭い。 そのため刃の先端角が一番広く刃の持ちが良い。 普通はこれで事足りるが、さらに良く切れる刃を経験すると物足りない。 今は使うとしても鉛筆削り程度。

まん中はオルファの特撰黒刃。スタンダードに比べブレードのケズリ幅が広くなっている。
これが出たときスタンダードに比べ切れ味のシャープなことに驚いた。 一方添料の入った洋紙などを切ると刃が欠けていなくとも切れ味が悪くなる。 小まめに刃を折る必要がある。

そして左が貝印の職専超鋭角。 見ての通り特撰黒刃を大きく越えるブレードのケズリ角。 
刃の持ちは特撰黒刃同様良くないが、使い始めの切れ味は最高。 力を入れずともサッーと切れる。


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と言うわけで、L刃はテフロンコーティングのスピードブレード、A刃は職専超鋭角がわが家のデフォルト替え刃となっている。

どちらもちょっと価格は高めだが切れ味は折り紙付き。

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2017/04/08

豆本ネックレス

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豆本ネックレスを追加製作。
今回は従来のものより折を一つ減らしサイズを若干大きくし、いくらかスマートなシルエットにした。

ネックレスとはいえ、糸綴じ本で実用出来る仕様のため、様々な道具が登場する。 

行程も多いが10冊程度まとめて作ると流れ作業の飽きも来ず作業効率が良い。


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ベルト留めが基本だが、10冊のうちいくつかは変わった止め方のものを作る。 今回は枝止め、ボタン留め、こはぜ止めが加わった。

こはぜの素材には以前浅草橋で購入した鯨の骨を仕様。
糸のこ盤で薄くスライスしたものを整形して使った。

一般的なこはぜ型に整形したが、波形とかジグザグとか形をかえても面白いかもしれない。


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今回のラインナップ。 ボタンver.の後ろに鯨骨のこはぜver.がかくれてしまった…。

 

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2017/04/05

花ざかり 上野にて    2017/0404

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上野の動物園に出かけた。 
桜も満開。とても綺麗だが、周りを見回すと濁りのない植物の色がたくさん。 これから様々な活動が始まる予感が目に飛び込んでくる。


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東京藝大の食堂で腹ごしらえをして、藝大脇から動物園へ向かう。 途中、柵ごしにみえる園内は大変な人混み。正面ゲートでは券売機に長蛇の列。 
天気もいいし、まだ学校も春休みのところもあるからあたりまえか…。
簡単にあきらめてトーハクへ目的地変更。


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本館周りには結構人がおおいようだったので、まずは法隆寺宝物館へ。
いつもよりは人が入っているが気が散るほどではない。
いつ見ても一回の金銅仏群の迫力…と言って良いのか存在感には圧倒されてしまう。
この部屋に入ると1300年以上前の世界とつながっているのではないかと思えてくる。 

久しぶりに伎楽面の部屋が開かれていた。
これもまた大迫力だ。 
最近老眼で現場の暗い部屋では色が見えにくくどれも色彩がはげて茶色に見えたのだが、高感度で撮った写真には色がかなりはっきり残っているのが分かる。

写真のくちばしのついた伎楽面は迦楼羅(かるら)だが、緑青だろうか冴えた緑色がはっきりと残っている。今度観る機会があったらもう少しよく見てみよう。


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本館の仏像は昨年から少し入れ替わっていた。
上二つは平安時代の不動明王(左)帝釈天(右)。
鎌倉になると仏像は寄せ木で作られるようになるが平安以前の木造仏は一本の木から彫りだす一木造りがおおい。 平安仏は量感があり独特の存在感を放っている。 

下は善光寺式釈迦三尊像(左)と毘沙門天(たぶん)に踏みつけられる邪鬼(右)。

ともに鎌倉期の作。
仏像も鎌倉時代になると表情のつきかたが極端になる。超人的というか威圧的というか、極端にキャラクターが記号化され、個人的には親しみが感じられない作がおおい。 が、三尊像の方はもともと中国南北朝時代ごろ作られたと言われる善光寺の本尊の模作なので、いわゆる大袈裟な技巧に走った鎌倉期の雰囲気はないく好ましい。 また、いわゆる四天王に踏みつけられる邪鬼というのはお約束の存在だが、異形の存在の表現として与えられた表情は逆に記号化された鎌倉期の表現がよく似合うように思う。

ほかにも色々観たかったのだが、所用があって本日はここまで。


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帰りは不忍口まで歩く。
花見客が世界各国から集まってごった返していた。
あまりに混雑していたのですっと横にそれて帰宅。

 

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2017/04/04

Mini Long stitch Note

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ミニ  ロングステッチノート3種。


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新しい二種はボタン留めとベルト留め。 


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綴じ糸の取り回しはベルト留めが目引き二カ所、ボタン留めが折丁に目引き一カ所。 


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ボタン留めの折丁の小口は波形カットで表情をつけている。 

これはこれで意外とページがめくりやすい。新聞の小口にギザギザカットされているものがあるが、あれと同じで指にページが引っかかるためだ。


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糸の取り回し方、表紙の留め方で色々なバリエーションで作っていくのがこの製本の楽しみ方のひとつ。


 

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