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2016/12/19

豆本ネックレス 3

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散歩をしていたらイノシシのような車を発見。
エンブレムもイノシシ、フェイスもイノシシ。
可愛い・格好いい。


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豆本の表紙づけ。
本文サイズにチリをプラスして端革を切り抜き、表紙を固定する革ひもの穴を開ける(上図)。
裏には通した革ひもの出っ張りを吸収するようにミゾを彫刻刀で入れ、ボンドをつけて革ひもを通す(下図)。


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革ひもの出っ張りを出来るだけ目立たないようにするため金属ローラーでプレス(写真)。


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本文にボンドをぬり、革と結合(上図)。

飾り金具を付けて完成(中・下図)。


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アトリエの玄関に置いているが、興味を持って頂ける方が多く、出来るだけ在庫は欠かさないよう気をかけています。


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また、出来るだけデザインや色など少しずつ変化をつけるようにしているが、意外に変わった色が出てしまい、今残っているのは似たようなものになってしまった。

豆本ネックレスは糸綴じされた中味で、実際に使用できる様になっている。 先日購入して頂いた方は個展などに出かけた際、作家さんのサインを書いていただくのに利用しているとのこと。 
大仰なサイン帳ではないため作家さんもおもしろがって喜んで書いてくださるそうだ。

なるほど。

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2016/12/16

クラーナハ展  上野国立西洋美術館

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もともと西洋絵画にはそれほど興味はなかったうえ、年をとって白鳳・天平期の仏像に興味をもつようになり、ますます西洋美術からは遠ざかってしまった。

が、その名を聞くとどうしても観たくなってしまう作家がある。特に系統立ったわけではないのだが、たとえばピーテル・ブリューゲル、ウィリアム・ブレイク、フランシスコ・デ・ゴヤ、ヒエロニムス・ボスなど、若干妖しい雰囲気の漂う画家たち。

これらの画家の共通したところは心の闇が画面に現れていることだ。そして極端な技巧派ではないが決して極端に下手ではないというところ。若干のデッサンの狂いだとか空間のズレだとか立体感の歪みなどが作品を観たあとに強い余韻を残す。

そうした「観てみたい妖しい作家」の一人がクラナーハだ。

クラナーハを知ったのは随分前に読んだ澁澤達彦の「幻想の肖像」にあったユディット。 ユディットの話はこちらを読んでいただきたいが、要するにユディットという女性が敵将の陣地に単身乗り込み酔わせてその首を切るという旧約聖書外典にあるユディット記の話。

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ビジュアル的に劇的なためボッティチェッリやカラヴァッジオやクリムトも描く有名なテーマだ。

だが数あるユディットの絵の中でもクラナーハの絵に引かれるのはユディットの表情。

片手に首を切り落とすのに使った剣、片手に切り落とした敵将ホロフェルネスの首をその髪をからませつかんでいるといったいわばちょっとした極限状態でみせるまったく感情のみえない表情。

この表情が示唆するものは神への絶対的信頼なのか、それともクラナーハが考える女性の本質なのか? 観るほどに絵に吸い込まれるていく。

このユディット、来日前に大幅な修復がなされたようで、古色が消え製作当時の色彩が蘇った状態なっている。 肌の色彩の素晴らしいこと素晴らしいこと。 3度ほど戻って観返してしまった。


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もちろん、作品はユディットの他有名なマルティン・ルターの肖像などかなりの点数が展示されている。 しっかり見ると2時間以上はかかる大変充実した展覧会だった。

今回展覧会を観るに当たって久しぶりに澁澤達彦の「幻想の肖像」を読んでみたが、数十年前感じたと同じくあと味の残る作家が紹介されていてとても面白かった。


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2016/12/11

御朱印帳ワークショップ     1210/2016

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月一で行う「ロクタ紙で作る御朱印帳」ワークショップ。 
今回はお二方の参加でスタート。


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まずは紙折り作業(上図)。

御朱印帳は天・地・前の3個口を化粧断ちできないため、紙折りができていないと仕上がりに影響するため、すべての紙をふたつ折りにしたところでチェック(中図)。 皆さん何らかの形で「もの作り」をされているとのこと、問題なくクリア。

ふたつ折りにした紙は背と小口が交互になるように並べ替えスティックのりで貼り合わせる(下図)。


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と、思ったら問題発生。
中味の接着で紙が交互にならずに接着された部分が…(上図)。

幸い最後の3枚ほどのページだったため、新しくかわりの三枚の用紙を折ってもらう間に誤接着部分を水で湿してはずし、アイロンで乾燥(中図)。

無事リカバー(下図)。


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中味をぷれすして落ち着かせている間に表紙つくり。

好みのロクタ紙を選んでいただき表紙サイズに合わせてカット(上図)。

完成した表紙に中味を貼り合わせる(下図)。

液状の糊に比べ位置合わせに若干の余裕があるところがスティックのりの良いところ。


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完成。
白の御朱印帳と浅黄色の御朱印帳。
冬から春先といった趣の完成品。

御朱印帳は特殊な道具も必要とせず、構造自体も難しくはないため、一度つくりかたを覚えると簡単につくることができます。 使い方も御朱印用途のみならずカードホルダーやスケッチブックなどにも使えるのでとても便利。
来年も月一で開催予定なので、ご興味のある方は是非ご参加ください。


 

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2016/12/09

豆本ネックレス 2

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先日買い出しに上野アメ横へ出かける。
週初めだったというのに人出がすごい。 
アメ横といえば年末という感じで、平日はそれほど混むイメージはなかったが…インバウンド恐るべし。
有名なディスカウントショップやお菓子屋さんにもお土産目当てのツーリストが大挙して押しかけているが大変な経済効果なんでしょうね。


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背固めができた束の化粧断ち。
同じサイズを測りとるには、とにかくスティール定規につけたストッパーが便利(上図)。

文庫サイズくらいならば定規を当てて化粧断ちしてもそれほど気にはならない誤差も、豆本サイズでは見苦しいレベルになるので、自製断裁システムと片刃カッターは必須(中・下図)。


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見返しの準備。
豆本の場合は派手めの見返しが似合う(写真)。


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普段見返しは、のど元5ミリ幅ほどで接着する簡易貼り見返しにすることがおおいが、豆本では接着面が相対的に少ないため、全面の貼り見返しにし、強度を確保(上・中図)。

見返しの接着面が乾いたところで見返しの化粧断ち(下図)。


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寒冷紗を背に巻く(写真)。


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背に巻いた寒冷紗が乾く時に束が引っぱられて変形しないように乾燥するまで黄ボールに挟んで目玉クリップで固定。

つづく

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2016/12/06

豆本ネックレス 1

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先日下北沢あたりを歩いていた時、森厳寺の銀杏があまりに立派で素晴らしかったのでパチリ。 高さといい枝振りといい、葉の色合いといい文句なし。


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豆本ネックレスの在庫が減ってきたのでいくらか追加。
二枚重ねの紙を二回折りたたみ16ページの折丁を作る(上図)。

行程はきまっているので目引きガイドの紙を使って目引き(中図)。

折丁8つを重ねて黄ボールにはさみ、ずれないようにクラフト紙の帯を巻いて固定。目引きガイドをあてて目引き線を引く(下図)。


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手機械に3冊ずつ挟んでカッターを使い目引きをする(写真)。

目引きの深さはカッターの刃に印をつけておくと浅すぎず深すぎず丁度良く仕上げることができる。


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ガンガン縢る(上図)。

背にボンドを塗って「背固め」(中図)。

ボンドが完全に固まるまで放置(下図)。

つづく。


 

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