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2014/03/23

EBRU その1 (エブル・トルコマーブリング)

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いろいろと予定が合わず製本倶楽部も休部状態と噂されているが、ところがどっこい微妙に活動中。

今回は課外活動。トルコマーブリングのワークショップに参加。

参加者は珍しくクマ夫妻にツル夫妻の4人組。


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トルコマーブリングはエブルと呼ばれ、通常のマーブリングにラテアートのように花や鳥などの図形をあしらうのが特徴。

日本にもマーブリングキットはあるが、ここではトルコ本国と同じ材料道具を使うということで、本場のマーブリングとはいかなるものかを体験した。


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絵の具は顔料ベースの水性塗料。これに牛の胆汁(オックスゴール)と水を混ぜたもの。

オックスゴールは画材店で売っている無色透明の液体ではなく、薄く濁った琥珀色の液体で、鼻を原液に近づけると魚の内臓の様な香りが漂う本物の牛胆汁。これだけは日本では手に入らないそうだ。

絵の具はかなり水っぽい。

これを柳の枝だろうか、直径1センチ弱長さ40センチほどの枝に馬の毛を巻いた刷毛に浸して、軽く指でしごき、右手に刷毛を持ち、左手の指にコツコツと当てるようにして絵の具をバットに入った液上に散らす((上図)。

絵の具自体が水っぽいため、最初に散らした色は目をこらさないと見えないほどだが、色を重ねていくと最初に散らした色が新しい色に押されて密度が増すのか段々と色がはっきり見えてくる(中・下図)。


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三色程度色を散らしたら紙に写し取る。最初の二枚はただ色を散らすだけの「ストーン模様」をつくる。

対角線上の頂点を左右の手で持ち、伏せた紙のなかに空気が入らぬよう注意して洋紙をバットに広げる(上図)。

手前の二つの頂点あたりをつまみ上げ、バットのへりで余分な溶液を掻きおとすようにして洋紙を引き上げる(中図)。

引き上げた洋紙は新聞紙に乗せ乾燥させる(下図)。


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クマ氏、アーティスティックな写真を撮るのに夢中(上図)。

楽しそうなご夫婦(下図)。


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次の二枚は棒状の金属ピンを使ってストーン模様に動きをつける「矢羽根模様」。

縦にジグザグピンを動かした後、横にジグザグ動かす。

ストーン模様の不規則なパターンにリズムが生まれる(写真)。


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次はピンを使った後、板へ等間隔に針を打ったクシで模様をつける「櫛目模様」(写真)。

なにかするたびに表情を一気に変えるごとに全員が感嘆の声をあげる。

つづく。


 

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