« かがり台用テープ止め(テープ綴じ用) | トップページ | ブロックメモ本・ワークショップ memoblock book workshop »

2013/03/25

フィセルほぐしをつくる

03121_2


フィセルとは「背綴じひも」。

本かがりで背に通して折丁をつなぐひものことだ。

本の大きさにもよるがだいたい1ミリ弱の麻紐を使うことが多い。

このフィセル、最終的には本文の平(ひら)へほぐした上扇状に広げて貼り付ける。

フィセルほぐしはこの麻紐を束ねた針で一気にほぐすためのアイディア道具だ。

物の本にはフィセルをほぐすのに目打ちを使うとあるが、一本針でほぐすより、こちらの方が圧倒的に早く、しかも細かくバラバラに出来るので、意外に馬鹿にならないアイテムの一つだ。


03122


100円ショップの針セットで十分。7−8本束ねてマスキングテープでとめる(上図)。

これを半田付けするのだが、このままでは半田をつけたときマスキングテープが焦げてしまうため水に濡らしたティッシュをマスキングテープと半田を付ける部分の間に巻き付けておく。濡れティッシュが熱を吸収するためマスキングが焦げることがない(中図)。

写真では熱を逃がすためのアルミクリップではさんでいるが、濡れティッシュだけで十分だ。

半田を乗せる部分にフラックスを塗る。これを塗ると半田がよく流れるので対象物がしっかりとくっついてくれる(下図)。


03123


まず、半田ごてで針をしっかりと熱し(上図)、

半田を流す(下図)。

フラックスが塗ってあるので、スーッと半田が広がる。


03124


溶接し終わった針を軸におさめる作業。

ホームセンターなどで売られている工作用の小さな木っ端詰め合わせに入っていた薄手の板(これは杉)を用意する(上図)。

針の束の形を板に移しとり、彫刻刀で削る。深さは針の太さほど(中・下図)。


03125


このような感じに彫れたら(上図)。

針をセットし、ボンドをタップリ付けてもう一枚の板でサンドイッチする(中・下図)。

後で整形するのではさむ板の大きさは気にしなくても構わない。


03126


バイスでボンドが乾くまでしっかりはさむ(写真)。


03127


接着できたら、板に巻いた紙やすりで整形(上図)。

骨ベラの時と同じで、整形の最初は面でとらえ、角を段々に多角形に落としていき、最後にその角を丸くさらっていくイメージ(下図)。

上が途中。下が仕上げ後。


03128

針の長さ違いで三種類。

針さきはあまり長くない方が使いやすいようだ。

|

« かがり台用テープ止め(テープ綴じ用) | トップページ | ブロックメモ本・ワークショップ memoblock book workshop »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/1485888/50711914

この記事へのトラックバック一覧です: フィセルほぐしをつくる:

« かがり台用テープ止め(テープ綴じ用) | トップページ | ブロックメモ本・ワークショップ memoblock book workshop »