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2011/08/31

製本ワークショップ パピヨン綴じ編

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久々の製本ワークショップ。院生を含む大学生3名と社会人2名の参加者で開催。 


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最初に各自が選んだ表紙柄に合う色の見返し紙や,花布,しおりひもなどを選択する(上図)。

説明を交えながら制作開始。

最初に針を糸にとめる作業。撚り(より)のない細いモノコードを使うため,糸を針に直接結ぶ方法をとるが,説明がうまく伝わらず,少々手間取る場面も。次回はもっと直感的に理解してもらえる模型や見本を考える必要がありそうだ(下図)。


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かがり作業。

すべての折丁をかがり終えたあと,糸を最初の折丁まで巻き戻す作業中に糸が切れることがあったくらいで,折丁の中で糸が大きくたるむことなく,背がまっすぐに仕上がった。


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背固め作業(上図)。

中身を立てて扇状に開き,背固めがきちんと出来ているかを確認(中図)。

小口切りにも挑戦。今回は天・地の小口は切らず,前小口のみ断裁した。

口だけの説明では中々分かりづらいところもあるので,ノートの幅が狭くなることを覚悟して何度か小口断裁を試してもらう。

驚いたことに一回できちんと出来た人が1人。その他の皆さんも二度目には合格。とても優秀(下図)。


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表紙ボールに表紙布を貼る(上図)。

表紙となかみのくるみ作業。

面倒だが,背のみを最初に接着。ここで天地の「チリ」をキメてしまう(固定する)ことで,「見返し糊入れ」での見返しの貼りズレのリスクがかなり抑えられる(中・下図)。

そして,大きく端折って,完成。

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一番にアトリエ入りした大学生Nさん。

「大きな失敗もなく無難に完成」とは本人の弁だが,かがりも,くるみ作業も,失敗なくこなし,チリも天・地・前小口とも均等にでた綺麗な本に仕上がった。


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院生のAさん。

今回の人気柄(5名中3名が選択)にビビッドな赤やピンクを合わせるところがキュートだ。チリが天地で若干違ってしまったが,はじめて制作したことを考えると十分な仕上がり。


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大学生のSさん。小口切りを一発でクリアしたのはこの方。よって,他の人より若干ノートの幅が広い。聞くと普段から紙を切る機会が多いそうだ。 なるほど。 チリも均等に仕上がり上出来。


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大人のHさん。クータを取り付ける際,ちょっとしたトラブルに見舞われるも,見事にリカバー。少々ノートの幅が狭いのはあきらめずに完璧を目指した結果だ。 出来あがってみれば十分合格の内容だ。

このようにして,皆さんそれぞれにとても素敵なノートを完成させたのだが,肝心の私が制作時間を見誤り,大幅に終了時刻をオーバーさせてしまい,皆さんにはご迷惑をおかけしてしまった。

特に,もう1人の参加者Aさんは,次のお約束があったため,後日時間を作っていただき,そこで完成していただくことになった。

またその模様は後日ご紹介したい。

 

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