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2011/08/10

紙漉きワークショップ二日コース

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今年から二日コースを設けた紙漉きプラス。

1日目に紙漉き,二日目に漉いた紙を使ったノートを作る。一般生活において,素材から製品まで一貫して手がけるチャンスはあまりない。

与えられたものではなく,自分で作り出すことの楽しさを体験してもらう。


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今回の参加者は小2の女の子,小1の男の子と女の子,そして,小1の女の子の弟で幼稚園年長の男の子の4人。

紙についての簡単な説明の後,早速パルプづくり。事前に牛乳パックから取り出した乾燥パルプをミキサーでほぐし,ザルにあける。


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各自の水桶にザルにあけたパルプを入れ,よく攪拌する(上図)。

自家製紙漉き枠でパルプを漉く(中図)。

すき取った紙はフエルトに移す。その上にフエルトを重ね,紙を漉くことを10回ほど繰り返したら,手機械に挟んで水を切る(下図)。


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フエルトに貼り付いた紙をガラスに移す。スポンジローラーでこするとガラスへ簡単に貼り付けることが出来る。そして1日目終了。

皆30枚以上紙を漉くことが出来た(TOP写真)。


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二日目。

残念なことに小2の女の子が都合で来られなくなったため,3人でスタート。

まず,仕上がった紙を確認する。厚い紙,中厚の紙,薄い紙に分けて,表紙用,中身用にどの紙を使うか検討する。しかし,どのくらいが厚いのか,どのくらいが薄いのか,判断が中々難しく,不安な厚さのものは大人が一緒に検討(上図)。

今回は三種類の本を作る予定なので,最初に作る本を多数決で選ぶ。二人が折り本を選んだので,まず折り本から(中図)。

はじめに,折り本の中身を蛇腹に折る。正確に,慎重に。折った部分は指でしっかりと折り筋をつける。各作業を確実にすることが,綺麗な作品をつくるコツ(下図)。


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表紙用の紙をつくる。

まず,表紙用紙に事前に作ったジグを合わせて線を引く(上図)。

ジグに沿って描いた線をはさみで切る(中図)。

切り取った表紙の中央にボール紙をしっかり貼った後,折り返し部に糊をつけて貼る(下図)。


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出来あがった折り本。「ギザギザ〜」。


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次は一折り中綴じ本。

表紙を一番下にして,その上に5-6枚薄手の本文紙を重ねる。一番上の本文紙を半分に折り,その折り線に穴を開ける位置が印されたガイドをあて,鉛筆で穴開け位置に印をつける(上図)。

穴に合わせて糸で綴じる。本来は糸に針を使うが,子どものワークショップでは危ないので,針のいらない魔法の糸を使う(中図)。

最後は固結びして,残り糸にビーズを通して完成(下図)。


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三人ともきちんと作れました。

残り三十分で枝を使った「平綴じノート」を作って無事2時間のワークショップ終了。


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記念撮影。みなさん,よく出来ました。

制作途中,ちょっとうまく行かないことや,難しいところもあったが,みんな,しっかり三種類の本を完成することが出来た。

迎えにきたお父さんやお母さんにうれしそうに見てもらっている姿がとても印象的だった。

今夏,紙漉きワークショップはあと3回あるので,次はどのような作品が出来るか楽しみ。


 

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