Flat Nose Plier
Piano Hinge Binding でのヒンジ部は串状パーツが
入る。金属の蝶番を見ればわかるが、この部分は串が
スムーズに入るように丸く整形されている。
紙の折丁でも同じようにここが丸く成型されていたほ
うが見栄えが良い。 昨日の制作記では「癖を付ける」
と書いた。 折丁ののどの部分に串をさし入れ指で丹
念に癖を付けてもよいのだが均一でシャープに仕上げ
るのは難しい。
今回はこのような時に使えそうな道具の紹介。
折丁の「のど元」に串が通る穴の癖をきれいにつける
ために必要なことはただ一つ、均一に串を「のど元」
に押しつけ、串の丸みをつけることだ。 指では押さ
えられる範囲が狭くしっかりと均一に押さえることが
難しい。 そのため串をはさんで、上下からしっかり
押さえる道具や工夫が必要になる。
これは Flat Nose Pliers とか Plier Long Flat Nose
というもの。日本ではロングフラットペンチやロング
ラジオペンチと呼もばれる。ちなみにペンチとpincer
(やっとこの類)のことらしいが、日本で言うペンチ
類のほとんどは外国でプライヤーと呼ばれている。
一般的なプライヤーに比べこのフラットノーズははさ
む部分にギザギザがなく、平らで先が長い。 よって
一気にぎゅっと挟んで締め付けることが出来、しかも
はさみつける対象に跡がつきにくい。
よく薄い金属板をはさんで曲げることに使われるものだ。
様々な先端形状、幅があり意味もなく買ってしまうが、
いろいろと作業をしているとそれなりに活躍の場が与
えられるものである。
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