2023/02/12

10年の歳月は何をもたらすか

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現在の愛機が2013 late Macbook pro 15"。
歴代Macの中で最も息の長いマシンです。

Macを使い始めた30数年前は仕事で使うレベルを保つために1−2年ごとに買い換えていたものです。

しかし、現Macのスペックは私レベルの作業ではすでにcorei7レベルのCPUで充分なのですが、
いかんせん、ソフトウエアがOSに対応しなかったり、
不注意によるたびたびの落下による原因不明のフリーズなどでそろそろ新しいものを…
ということになったわけです。

実は昨年Macbook Proを購入したのですが、現マシンのOSのバージョンが低いため
データ移行が出来なかったり、そもそもOS自体の扱い方が変わりすぎていたので
ついて行けず返品しています。

が、今年現マシンの10年を機に気分一新、新機種導入と相成りました。

もちろん現マシーンは慣れ親しんだ使用感とソフトが詰まっているので、
大切に大切に使います。

新機種はとりあえず10年の歳月がいかなる進化を遂げたのかをゆっくり確かめたいと思います。

新機種
M2 Macbook Air storage512GB Main memory16GB
 

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2022/03/07

’’Viperfish’’ Chauliodus sloani  ホウライエソ<蓬莱鱛>

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今回は深海魚から蓬莱鱛(ホウライエソ)

昔から魚が好きで図鑑を見るのが好きな子供だったわけですが、昔の図鑑は今のように写真ではなく絵が主流でした。

 

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深海という過酷な環境で生きる魚たちは、「どんな小さな光も逃さない」「一度捕まえたエサはのがさない」「食べられるときにはいくらでも食べる」ために巨大な目や、鋭く長い牙、風船のようにふくらむ腹といった一種異様な姿に進化していきました。

こうした究極の環境への適応が深海魚の魅力です。

 

 

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光の届かない暗黒の深海で、体に点々と並ぶあやしい光を点滅させて狩りをする蓬莱鱛。

日本名では不老不死の薬を持つ仙人がすむ山とされる ’蓬莱’ を名に冠していますが、英名では 'viper' (毒蛇)と全く逆の意味の名がつくあたりなんだか面白いです。

 

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ホウライエソ本体は黒檀材。 下腹部の発光器はアルミの象眼、目は真鍮の象眼。

牙はピアノ線の先端を尖らせたものを黒染め処理してあります。 台座は暗い表情の流木を使用しています。

 

 

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2021/03/12

Longspine snipefish サギフエ

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トゲウオ目ヨウジウオ亜目サギフエ科サギフエ属・サギフエ。

魚の名前のつけかたには大きく分けて二種類あります。一つはその姿形や特長を直接的に言語化するタイプ。
これはたとえば<鯛>はもともと「平たい」の「たい」が、<鰺>はその「味」が良いことから「あじ」が名前としてあてられたといわれています。
そしてもう一つはその姿形や特長を別のなにかに喩える…いわゆる「見立て」でつけられるタイプの名前。
美しさを「山の女」に喩えた<ヤマメ(山女魚)>やヒゲを生やしたおじさんそっくりな<オジサン>等々。

魚に限らず語源をたどると色々と面白いのですが、命名に関しては後者のなにかに見立てるに何となく魅力を感じます。

<サギフエ>もその長く伸びた口吻を「鷺」のくちばしに、さらにその形を笛になぞらえるという二重の見立てが効いた名前の魚です。

 

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この魚は水深15〜150メートルに生息し、主に昼は浅場、夜は深場へと上下動しながら暮らしているようです。
長く伸びた口吻で小さなプランクトンを食べているそう。

ヘコアユなどと同じヨウジウオの仲間なので、海底では逆立ちするようにして生活しています。
もちろん遠くへ行く場合は水平にも泳げます。

 

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素材はゼブラウッド。 目には真鍮パイプをはめ込んでいます。

 

 

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«Lanternfish ハダカイワシ