2018/04/24

合本ノート その2

2401


平表紙の準備。

ドイツ装は最初に本文へ取り付けた背表紙素材に表・裏の平表紙を取り付けるスタイル。

そのため、背・平表紙を一体で作り、本文にくるんでいく「くるみ表紙」よりも強い構造と言われている。


2402


表紙素材の切り出し。
折り返しの15ミリ分の目安を幅定規でとり、それに合わせて切り出す(上・中図)。

溝付き本のように表紙素材の折り返しに段差がないためサクッと仕上がる(下図)。


2403


今回はノートの合本なので、ミゾはないため背から1ミリほど間隔を開けて表紙をつけることにした(この辺の空き具合は好みの問題)。
余分なところにボンドがつかないようにマスキングでカバー(上図)。

背表紙部分は異素材同士の接着で剥がれやすいため、濃いボンドをしっかりつける(下図)。


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ボンドのマスク兼 接着位置ガイドのマスキング位置に表紙を合わせ、ギュッと体重をかけ押さえ、プレス機で挟み完成。


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2018/04/18

合本ノート その1

1801


<合本>と書いて「がっぽん」と読む。
何冊かの本をまとめ、一冊の本として製本することで、合冊ともいう。

写真はノートを数冊綴じたもの。
下の娘が小学校の時使ったノートなので、綴じたのは5-6年ほどになるか…。  密柑山(=未完の作品の山)からの発掘品。


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ドイツ装的に仕上げる。

背表紙用の布を準備(上図)。
ノートは表紙をつけたままで少々固いためすこし厚手の布を使うことにした。天地は折り返し、裏側の折り返し間は同程度の厚みを持つ別の布で埋め立てしておく。

濃いボンドを知ったりと背に塗る(中・下図)。


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背表紙布裏にもしっかりボンドをつける(上図)。

背に布を貼り、ヘラでしっかり密着させる(中図)。

平部分に巻き込むように背表紙布の残りをボンドで貼る(下図)。


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クランプで挟んでしっかり接着(写真)。

つづく。


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2018/04/14

無印良品・週刊誌4コマノート・ミニの改装 その2

1201


縢り。 

手製かがり台に背綴じひもをセット。


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目引き穴に合わせて背綴じひもを張る(上図)。

片っ端から縢る(中・下図)。


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背綴じひもを自製フィセルほぐしを使ってばらけさせる。

最初に指でひねって撚りをもどす(上図)。

フィセルほぐしで繊維一本一本に分ける(中・下図)。


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背固めには久しぶりに膠をつかう。部屋に獣臭がただよう。

数時間膠をみずにつけ、湯煎しながら溶かしていく(上・中図)。
温度を上げすぎると粘着力が弱るので注意。

親指に軽くつけて人差し指とでギュッとつまむようにして挟み、指同士を開こうとしてもすぐに剥がれないようならば完成(下図)。

薄すぎると粘着力が弱いし、濃すぎると伸びが悪く「だま」ができて使いにくいので使いながら水分調整は必須。


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刷毛で背に膠を塗りつけテフロンヘラで背を平らにするようにこすりつけていく(写真)。

つづく。


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