2018/02/21

証書ホルダー

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3月に卒業するアトリエの子供たちに授与する証書用のホルダー。

ノートと違っていつも作るわけではないので、一年たつとすっかりTipsを忘れてしまっている。

そのようなわけで、試作づくりで勘を取り戻してから作り出す…というムダなことを繰り返すのもアレなので、ことしは次に困らぬ程度の行程備忘録を作った次第。


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自分で作ると言うことは自分の好きに出来ると言うことで、紙の種類も色も仕立ても自由自在というところがよい。

今回は出来るだけ直角とか直方体とかとにかく「カチッとした」仕上がりになるように作ってある。

たとえば見返しが表紙サイズギリギリに切ってあると言うことも、余計な段差をみせない工夫。


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背部分の折り返しもひと工程増やして直角がより強調する作りにしてあるのも「カチッと」さを出すための手間と言える。


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四角四面の証書ホルダー。
思惑通りどの面もエッジが出た薄板のようなに仕上がった。

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2018/02/17

備忘録・証書ホルダー その3

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プレスし終わった証書ホルダーを広げる(写真)。

左右の表紙ボールの間に1ミリ弱の隙間が出来ている。


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寒冷紗を貼る(写真)。

天地サイズー2ミリの長さで切り出した寒冷紗を半分に折り、その一方にボンドをつけ、折り目を背の中心、天地それぞれ1ミリ内側に合わせて貼り込む。


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糊しき紙をしいて残りの半分にボンドをつけ貼り込む(上図)。

貼った後は必ずヘラで密着(下図)。


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折り返し部の接着。

最初に断面部分の折り返しを接着する(写真)。

ボンドをつけすぎないように。 特に折れた部分は折り返しの隙間から見える場所になるので、ボンドで汚さないように。


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残りの折り返しは通常通り(写真)。


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内側の見返し紙を貼る。 見返し紙は大きめに切ったものを用意。 余分は後から切る変則スタイル。

ボンドのつきにくい寒冷紗部分から外に向けてボンドを全面に塗る(上図)。 

断面にボンドがまわらないように気を付けながらキワまでしっかりと。
折り返し部も余さず。 ただしボンドのつけすぎ注意(特に寒冷紗部はみ出す可能性あり)。

見返し紙を貼る中央から外に向けて浮きがないように気を付ける(中図)。

あて紙をしてヘラで密着(下図)。


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しばらくプレスした後、おもてに返して余分を切り落として完成(写真)。

余分の切り落としの際、当たり前のことだがカッターの刃の向きを内側には向けないこと。 断面をそぎ落とすことになる。力をあまり入れず若干刃を外に向けて断面に沿わせるようにするとよい。

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2018/02/11

備忘録・証書ホルダー その2

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しばしプレスして乾燥した表紙を取り出す。


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15ミリの幅定規で折り返し部の余分を切り落とす(写真)。


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表紙素材を折り返す際、背に当たる中央部にできる黄ボール間の隙間は、本やノートを作る場合、隙間部分の折り返しを気持ち内側に引っぱるようにして一気に折り込んでしまう。 

ただ、この方法だと折り込んだ部分に微妙なシワや膨らみが出ることがある。

革や布素材であれば気にならない程度のはなしだが、今回は折りたたんだときに各面ぱちっと直角に仕上げたかったため、左右の表紙ボールの折り返し部に切り込みを入れ、天と地の断面分に折り返される部分を切り出した(中・下図)。

ボール紙厚2ミリのことなので、これも事前に貼り込んでいたプリントのガイドに沿って切り出す。


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1ミリのボール紙にクッキングシートを巻いておく(写真)。

この先証書ホルダーを閉じてプレスするときのスペーサーとして。

ホルダーを閉じたとき、証書を挟んだときの余裕として1ミリ以下の隙間が出来る。 スペーサーがないとこの隙間がつぶれて背から飛び出してしまう。 1ミリ厚にしたのは糊で紙が多少縮んでも余裕が保たれるようにするため。


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表紙素材の背部分と、そこに接着される表紙ボールの断面に濃いボンドをつける(上図)。

出来るだけ平部分にはみ出さないように。

スペーサーを挟んで閉じる(中図)。

このときスペーサーをあまり奥に押しつけないこと。 ボール紙の背断面が密着しづらくなる。

しっかりと平部分を抑えてせの断面をヘラでこすりつける(下図)。

紙を傷めないために必ずあて紙をすること。


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しばしプレス。

つづく。

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